リスボンの街


わーい、リスボンだあ!
オレンジ色の屋根、石畳、色とりどりの外壁。街のかわいさにきゃあきゃあ言いながら、まずは丘のてっぺんにあるお城サン・ジョルジェ城へ。町並みとテージョ河を見下ろす。『旅の絵本』の世界。
ものすごい風、そして雨も降ってきた。雰囲気ばつぐん!しばし興奮状態。

サン・ジョルジェ城は1500年頃、ジュリアス・シーザの時代にローマ人によって作られ、以来、ローマ人、西ゴート族、イスラム教徒、キリスト教徒と、時の支配者が要塞としてきた、とのこと。
今や半分森に喰われたようになっているけど、こんな大砲が、大西洋に向かってどどーんとぶっぱなされたのだろうか。

リスボンは坂の街。町全体が7つの丘からできています。欠かせないのは、ケーブルカー!勾配のきつい坂をぐいぐい一直線に登ってくれます。そしてもうひとつ、黄色の路面電車がなだらかな坂道を縫うようにして行き交います。
これらの市電は窓枠やドアが木で作られて、ものすごくかわいい。そして、そんなかわいい車体なのに、惜しげもなく落書きがされているところがポルトガル風。適当に崩れて、こきたないのだ。美しすぎないのが、イイ。あじわいの塊のような街。

穴のあいた石畳、雨でも干しっぱなしの洗濯物。ミニスカートをはいたおばあさんはパンをたくさん持って階段を上がっていく。一緒に適当に歩こう。地図を見なくたって、どこまででも歩いていける。

リスボンの中心から少し離れたベレン地区。ジェロニモス修道院という、それはもうばかでかい修道院があります。権力を感じるなあ。すごく美しいのだが。


修道院・大聖堂
■ リスボンの街
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