修道院・大聖堂


ポルトガルはカトリックの国。
幾つもの修道院を訪れました。

静寂な大聖堂。
ステンドグラスはこんなふうに内壁に光を落すのです。壁に掛けられた小さなクロスがスポットに当てられているみたい。

はりつけになったキリストの姿。
聖堂の天井はまるで腐海の底(『風の谷のナウシカ』)のよう。

1917年に聖母マリアが3人の羊飼いの子どもの前に現れたとして、ポルトガルの最も有名な聖地、ファティマ。マリアさまがイエス・キリストを身篭ったという12/8(聖母懐胎祭・ポルトガルの祝日)、30万人を収容する巨大な広場を巡礼者が覆い尽くし、共に唄をうたい、祈りをささげていました。

最後はトマールのキリスト修道院。山の上に立つ城と修道院は、12世紀にテンプル騎士団によって建てられたとのこと。かつての要塞はすでに苔生し、時の流れのなかに、ひっそりと身を置いていました。湿ってかつ澄んだ空気が美しかった。
回廊の屋上に、場違いに佇んでいたサボテン。どこから来たんだろう?


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