本当の祇園祭




7月17日、午前中から、山鉾巡行がとりおこなわれる。
ニュースなんかでも山鉾巡行が「祇園祭のクライマックス」だということで紹介されるのだが
八坂神社の祭礼として祇園祭を考えた時には、
その中心行事は「神幸祭」「還幸祭」になるのだそうだ。

山鉾巡行の日の夕方、その「神幸祭」にでくわしました。
八坂神社の神霊を移した三基の御輿(中御座、東御座、西御座)が、
無病息災を祈って氏子区域を練り歩き、御旅所に向かうのです。

もとはといえば、山鉾巡行は町人のお祭り。
この神幸祭の前座のようなものなのです。

祇園の辰巳神社付近。
三基合わせると、お御輿の担ぎ手は1500人になるという。

担ぎ手たちはとっても勇ましい。
てゆうかちょっとコワイくらい。彫物をしょった人も多かった...

お茶屋の女将さんだろうか?
まさに「粋筋」のきものの女性が、冷たいお茶を振舞う。

祇園の町には、八坂神社の堤燈、
神輿をサポートしているしるしの紙(御神酒符)がそこらじゅうに貼られている。
ここは、お寿司やさん、いづう。

そして、四条寺町にある「御旅所」にて神様に数日間過ごしていただき、
24日に八坂神社に戻ってくる。これが「還幸祭」です。




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