にっぽんの秋 山里の旅





京都府と兵庫県をまたがる「丹波地方」

京都市から車で1時間くらい。
にっぽん昔ばなしのような山あいを通って...

丹波篠山(兵庫県)に着きました。
古い商家の町なみが残る、のんびりした城下町です。

さて、ここは小田垣商店。創業明治初年。
なんともほれぼれする店構えではありませんか。

これが丹波の枝豆だ。
京都で売られているものよりずっとおいしそう。
莢がふっくらと大きくふくらんでます。

枝豆といっても、普通の枝豆とはちょっと違う。
まず、おいしい。
で、普通の枝豆は、大豆の若いやつなのだけど
丹波の枝豆は、真っ黒の丸々とした黒豆(おせち料理によく登場する)が
完熟して黒豆になる手前の、若く青い豆なのだ。

丹波篠山の町に近づくと、道路沿いにテントを立てて
たくさんの農家が旬の枝豆を出しています。

「丹波」の言葉にはちょっとしたブランドイメージがある。
京都で「丹波産」などと書かれているものは
「少々高いけど確実に美味いよ」というオーラを発してる。

丹波は、山の幸・里の恵みの宝庫なのだ。

黒豆入りコロッケ、黒豆アイス、猪肉コロッケ
黒豆パン、黒豆コーヒー
なんてモノも作られているが、やはり基本は

・丹波黒豆(きなこの原料にもなる)
・丹波黒さや(枝豆)
・丹波大納言(あずき)
・丹波栗
・松茸
・山の芋
・猪肉

です。

瀬戸・常滑・信楽・備前・越前と並ぶ
日本六古窯の1つ「丹波立杭焼」もあります。

そして忘れてならないのは
「栗屋西垣」という和菓子屋さんの作っている生の栗甘納豆。
こんなにおいしい栗に出会ったことは未だかつてなかった。




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