■ 祇園祭 |
−其の弐− 山建て・鉾建ての日 |
っと、そのまえに基礎知識。 |
ぎおんまつり【祇園祭】 疫病などの悪疫を鎮めるために、「牛頭天王」という神様をまつり、矛(鉾)をたて、祇園の社(=八坂神社)に祈願したことから始まったとのこと。 第一回目は896年だというから、おどろき。そして970年より毎年行われる行事となって、それから千年以上にわたり、町衆によって受け継がれているといふ。 |
やまほこ【山鉾】 「山」と「鉾」のこと。 車輪のついた、でっかい台車みたいなモノ(?)。十数トンもの重さで、かなりでかい! 「鉾」は、てっぺんにそれぞれのシンボルとなる鉾を乗せている。これがめちゃくちゃ長い。長いものだと、ビルの10階くらいまでの高さになる。お囃子をする人たちや、人形(お稚児さん)が乗っていたり、いろいろある。 一方「山」の多くのタイプは、小ぶりで、基本的にお囃子の人は山には乗らず、人形や神様(小さな神社のようなもの?)がのっかっている。しかし「南観音山」「北観音山」などは例外で、鉾と同じようなかんじ。何が違うかというと、てっぺんに鉾ではなくて、松の木を立てている。 山や鉾のまわりは、異国(インドやペルシャなど)の美しいタペストリー、綴織、西陣織やらで飾り、豪華絢爛。 山鉾は、 本来は「神輿」の前を行く、「露払い的」役割のはずだったが、とってもうつくしくて、ハデなので、主役のように見えてしまう。 山鉾について詳しくはここ、32の山鉾についてはここをみよう。 |
やまたて【山建】・ほこたて【鉾建】 山鉾を組み立てる。釘はつかわずに、藁で編んだ縄のみで組み立てる。 相当、ぐるぐる巻きにするのだ。結び方がなかなかオシャレ。「南観音山」の山建てはこちら。 |
やまほこまち【山鉾町】 山鉾を持っている町のこと。四条烏丸の西のあたりに鉾町が32ある。呉服問屋の集まる室町通り(南北の筋)や、新町通り(南北の筋)、四条通り(東西の通り)に固まっている。 鉾町についてはここをみよう。 |
※一部、解釈違いあったらごめんなさい… |
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